Kyashの挑戦

こんにちは。Kyash CEOの鷹取です。

先日発表しました当社シリーズDの資金調達という節目のタイミングで、
① Kyashのこれから

② Kyashのチャレンジ

について書きます。

 

まず、資金調達について少しばかり。
ありがたいことに今回も様々な記事に取り上げていただきました。

ドーシーCEOの米決済ブロック、日本のKyashに出資: 日本経済新聞

Block backs Japanese fintech startup Kyash in $41.2M round – TechCrunch

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今回の資金調達に関しては、2020年にKyash DirectというBtoBのホワイトラベルでのカード発行事業を事業譲渡し、消費者向けに注力すると意思決定をしてから初めての資金調達でした。その後も、経営体制の強化資金移動業の登録後払いサービス「イマすぐ入金」の提供など組織や事業で様々なことがありましたが、今回のラウンドで国内外の業界を代表する方々に参画いただけたことは、私たちの勇気になっています。

 

資金調達は切符

 

創業から心がけているのは、資金調達は不可逆であり大切な一方、「資金調達それ自体によってプロダクトは一ミリも変わらないことを忘れない」です。プロダクトが価値を持ちうるのは、情熱あるチームやパートナーによってしか創られ得ないと思うのです。

今回の資金調達で投資家のみなさまにコミットしたビジョンとインパクトは、現在の100人のチームだけでは到底実現できないのです。

Kyashは、今後も積極的に人材の採用を行なっていきます。スタートアップとしてはレイターステージと言われることもありますが、Kyashは会社として生き長らえることを目的にはしていません。チャレンジャーとして価値移動のインフラを創り、お金の新しい文化を創ることを通じて、変わりゆく社会に貢献することが目的です。

ここでいうチャレンジャーは、他社に対する趣旨ではなく、新しい社会 = New Economy に対するチャレンジャーであり続けたいという想いで使っています。

 

Kyashは何をやっているのか

GDP世界3位、民間最終消費が300兆円ある日本が、キャッシュレスや金融サービスの進化という点においては、国としてまだまだ道のりが長いことが下のグラフからもわかると思います。国全体のGDPの約20%を占める最大産業である金融が変われば、社会に対するインパクトが大きいことも明確です。そして、Kyashを創業してからの直近数年のうちに、金融のインフラは業界を超えて、Eコマース・小売や貿易、法人や行政サービスへのインパクトが極めて大きいことを認識しました。

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主要国の現金比率(Statista)

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業種別のGDP(Coomerce Department : WSJ

Kyashはその中にあって、キャッシュレスのみを目指している会社ではありません。新しい価値移動のインフラ、それはすなわち人々が価値交換をするインフラ自体を1行のコードから創ってきました。そのインフラという新しいお金の高速道路を創りつつ、Kyashは「Kyash」というアプリケーションを通じて人々がお金をコントロールできるサービスの提供に努めています。

 

社会における行動変容は消費者から

上記のような、新しい価値移動が社会に定着していくには、一定の手順があると思っています。まず、このような変化は消費者の行動変容から始まっていくということです。Kyashがこれからチャレンジしていくのは、まさにその行動変容を促す部分であり、大きな変革の可能性を秘めています。Kyashでのプロダクトで大切にしていることはこちらの記事を参照ください。

このチャレンジをしている最中にも、世の中は変わります。人々と社会の未来を想い描きながら、どこにセンターピンを置いて人々の暮らしに貢献するかをチームでこれからも考え抜き、チャレンジし続けていきたいと思います。

そして、企業として取っていく戦略も、社会にとって正しい選択肢かという視点を軸に、意思決定をしていきます。

 

最後に

2015年の創業以来、ことあるごとに見返していたYouTubeでのJack Dorseyの言葉、" You are making the bet that other people want to see the same thing in the world." は、答えが示されない世の中で信念を持つ尊さを私たちに伝え、私も大変魅了されてきました。
奇しくも、今回の資金調達でJack Dorsey率いるBlock社が参画したことは個人としても感慨深いことです。

Kyashの挑戦を一日でも早く、より良い形で実現するためにも、チャレンジャーの方々に加わっていただきたいと心から思っています。

 

募集職種はこちら

カジュアルな面談も随時行なっておりますので、私もしくはKyashのチームメンバーに気軽にご連絡いただければと思います。

 

引き続き、Kyashをよろしくお願いします。

 

==== 告知 ====

3月31日(木) 19:00よりオンラインイベント「Kyash プロダクトカンパニーとしての挑戦」を開催予定です。

イベントページ: https://kyash.connpass.com/event/243044/ 

これからのKyashの挑戦と上記で書いた内容をもう少し踏み込んでお話しさせていただきます。

Kyashが大切にするクラフトマンシップについて

f:id:s_takatori:20211226000531p:plainこの記事はKyash Advent Calendar 2021の25日目の記事です。 Kyash創業者の鷹取です。

今年の振り返り

早いもので2021年もあと数日で終わりを迎えようとしています。去年のアドベントカレンダーでは「Kyashは口座をソフトウェア化する」について書きました。その象徴的な取り組みとして、ちょうどつい先日Kyash法人送金をリリースしました。(ニュース記事)チームで構築しているこの送金インフラがさらに大きく社会に貢献できる確信を持つ年になりました。Kyashのミッションである「価値移動のインフラを創る」取り組みを前に進めていきます。 法人送金サービスについて少し補足しますと、今般開始したKyashの法人送金は、デジタルウォレットアプリとしての「Kyash」の利便性向上を目指したもので、昨年事業の一部を譲渡したことを発表したホワイトラベル(OEM)の法人向けカード発行ビジネス「Kyash Direct」とは異なります。

Kyashのクラフトマンシップ

さて、今年のエントリーはKyashが大切にするクラフトマンシップについてです。ここではクラフトマンシップを、合理的なサービス作りに留まらず、「ユーザーの期待を越えるプロダクト創りにコミットする姿勢」とします。それはスピードであったり、圧倒的に簡単な体験だったりと要素は様々あります。 今回は、このクラフトマンシップを貫く上で、Kyashのテクノロジーとデザインが果たしている役割がとても大きいことを書きたいと思います。

Kyashはプロダクトカンパニー

Kyashはプロダクト中心の会社でありたいと思っています。まずは価値観の背景についてです。

これは私自身の生い立ちに関係があると思います。私の母方は大阪で100年以上営む寿司屋をやっています。こだわって握る一貫でお客様に笑顔になって欲しいという祖父や叔父の想いを聞いて育ちました。ウェブサービスやプロダクトも、寿司屋と同じだと感じることがあります。寿司屋でいう店構えをどうするかは、プロダクトでいうUI(インターフェース)であり、店内の空間や寿司の味はUXや利便性であると。インターネットという住所のない場所でプロダクトを提供し、サービスの中ではユーザーの皆さまを私どもが直接お出迎えすることが叶わない環境だからこそ、プロダクトの体験やユーザーの心情に一層想いを馳せたい。これこそがKyashの消費者(C向け)ビジネスの醍醐味だと思うのです。そしてこれがユーザーの皆さまに支持いただけるレベルで実現できれば、ウェブサービスの強みを発揮して、より多くのお客様にご提供することが可能になります。 このプロダクト造りにおいて、テクノロジーとデザインが果たす役割は実に大きいです。メニューがわかりづらく、注文しても待ち時間が長いお店にお客様は戻ってきません。同じように、ウェブサービスでは、いかに直感的でストレスがないプロダクトの体験を創れるかが問われてます。そのレベルをいかに高められるか、従来の常識に囚われずにユーザーの期待値を越えられるかが面白味でもありチャレンジだと思っています。

テクノロジーチャレンジ

Kyashは、自社でKyashカードを利用した世界中の決済を処理するシステムや個人間送金システムをエンジニアがゼロから開発してきました。金融の世界は、ベンダーが構築するパッケージシステムを使用することが多いのですが、提供できる体験に多くの制約がかかるためです。モバイルアプリケーションよりも一段低いレイヤーで金融インフラ自体の技術を創っていることから、創り出したい体験に対する自由度が極めて高いという大きな強みがあります。他方で、機能のラインアップが増えることで発生する複雑な処理やサーバー負荷をコントロールし、直感的でストレスのない体験を維持する必要があります。Kyashには、日々技術的な研鑽を積み、汎用性が高くスケーラブルなアーキテクチャを追求し続けてなるべく早くユーザーに価値を届けようと取り組むエンジニアチームがあります。実際に金融業界出身のエンジニアはほとんどおらず、ウェブサービスとしてのKyashによってユーザーの暮らしに貢献しようとするエンジニアが集まっているのは、Kyashの大きな特徴でもあり強みになっています。

デザインチャレンジ

プロダクトの体験という意味で、Kyashのデザイナーが果たす役割は大きいです。デザイナーは、「ユーザーの課題を解決する」というとても大きなミッションを持っています。その中で、Kyashが担うテクノロジーの深さから、変えられる要素が大きいため、体験のアクセントをどのように設計するかとても悩ましいところだと思います。Kyashのデザインチームは、プロダクトでできることが増える途上にあるとき、その時々でどのようなカスタマージャーニーを理想とするのかを考え抜き、プロダクトやクリエイティブに落としています。Kyashの直感的なプロダクト体験が提供できているのは、Kyashのデザインチームの貢献によるものが大きいです。またKyashは、社会的な意義をどのように捉えるのか、そして未来のお金と人間との関わりをどうデザインするのか、といったインダストリーデザインの要素があります。この領域に関しては、今後デザインチームと共に掘り下げていき、発信を増やしていきたいと考えています。

Kyashのビジョン

Kyashは、世の中でも最も色がなく、無機質の象徴とされる「お金」をテーマに挑戦しています。私自身が元銀行員として業界が抱える課題を認識していることもあります。ただそれよりも大きな要素として、Kyashのチームは今まで「システムを正しく動かすこと」が最優先だった金融サービスを人間中心(Human-centered)に再設計していきたいと考えています。 その意味で、Kyashはフィンテックでありながらライフスタイルサービスだと捉えています。人びとの暮らしの中で介在するお金はどうあるのが良いのか、暮らしが良くなるのか、を考えながら今後もプロダクトを創っていきます。ワクワクする理想の体験が求めるテクノロジーやデザインに対して期待されるレベルはとても高いのです。このようなプロダクト創りを通じて、ちょっと先の未来をもたらすミッションに興味を持っていただけそうなデザイナーやエンジニアの方、ぜひお話をさせてください。

open.talentio.com

来年のエントリーでは、Kyashは何を変えたのか、ユーザーの暮らしに貢献したポジティブな変化について書けるような年になるよう、Kyashのチーム一同努めてまいります。

Kyashの全社会議"All Hands"が2021年にやったこと

これは Kyash Advent Calendar 2021 の23日目の記事です。

Kyashでカスタマーサポートを担当しているすーもです。この記事では、Kyashの全社会議「All Hands」の1年間を振り返ります。2020年の取り組みについては『KyashでやってるAll handsの話』で紹介していますので、ぜひご覧ください。

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開発経験のないQAエンジニアのAPIテスト実装までのキャッチアップ

開発経験のないQAエンジニアのAPIテスト実装までのキャッチアップ

はじめに

これは Kyash Advent Calendar 2021 の15日目の記事です。

Kyash QAチームの@Tokkiです。 KyashのQAエンジニアとして品質管理と品質保証を担当しています。

KyashにQAが発足してから1年半程が経過しました。 今回は開発経験の少ないQAエンジニアが『APIテスト実施』をやってみた時のお話をしたいと思います。

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Fintech企業Kyashによる「決済業界とは?」初級編

この記事は Kyash Advent Calendar 2021 9日目の記事です。

Kyashで事業開発を担当しているnozomuです。Fintech企業Kyashによる「決済業界とは?」入門編という記事を書いて早3年半、ありがたいことに社内外ともに「続きを読みたい!」というご要望を多くいただいたので、今回は初級編として銀行口座から入金(チャージ)をする仕組みについて紹介していきたいと思います。

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Kyash Paymentチームでのスクラム運用

これは Kyash Advent Calendar 2021 の3日目の記事です。

こんにちは。Kyashでプロダクトマネージャーをやっているyanaiです。
私はKyashアプリの中で、決済機能と、直近ではとある新規事業の担当をしています。機能の開発はスクラムフレームワークに則って運用しているのですが、スクラムマスターが参画したタイミングで、長らくやっていた運用方法をガラッと見直しをしました。 この記事では、「これまでのチームでのスクラムの実践方法」と「課題」、「実践方法を最近どう変えたか」について話したいと思います。

なお、この記事の中では、スクラムフレームワークそのものの話には触れません。その代わりに私が好きな、アジャイル宣言の背後にある原則の画像を載せておきます。 また、記載している感想や課題感については、開発チームのメンバーとも認識があっているところもあると思いますが、あくまで私個人の認識で記載をしています。

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アジャイル宣言の背後にある原則

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