Kyashでプロダクトマネージャーをやっているyanaiです。
先日行われたプロダクトマネージャーカンファレンス2021のスポンサーを会社としてやらせていただきました。スポンサーをやらせていただいて勉強になったこと、難しかったこと、来年への意気込みや当日のバタバタなどをこのblogでお伝えしようと思います。
Kyashがスポンサーを実施したという記念の魚拓を載せつつ本題に入ります。
スポンサーをやった目的
まずスポンサーをやった目的は、採用です。このイベントを通じてKyashという会社を知ってもらい、PdMに限らず、エンジニアやデザイナーも含めた採用効果を見込んでスポンサーをやることになりました。
またスポンサープランのオプションで、当日運営できるDiscordチャネルを作成できるものがありましたので、これを使ってイベントの盛り上げにも一役買おうと思っていました。
当日やったこと
当日やったこととしては、以下の通りです。
Discordチャンネルを使ってKyashに関する話をする
本流セッションの時間帯にスポンサー側のDiscordチャンネルで集客をしようとしても無理があると思われたので、Discordチャンネルで話す時間は休憩時間に実施することとしました。 また、この休憩時間で話すこととしては、以下の3つにすることにしました。
1.CEOとPdMとで、創業から今までの成り立ちとKyashの事業戦略について話す
2.PjMとEM、デザイナーで、Kyashおこなっているプロダクト開発の実情について話す
3.Kyashで働くパパママで、働く環境としてのKyashについて話す
以下は、本セッションの合間を縫って時間軸の検討をしていたスプシのイメージです。(実物は5分単位で刻む形で管理しており、掲載するには長くなりすぎて省略しましたw)
Kyashの中の人と雑談や質問ができるテキストチャンネルを運営する
テキストチャンネルで、雑に質問を投げられてもいつでも返せるように、「何時から何時はxxさんが張り付く」というシフトを社内で組んで、当日回していました。
当日起きたこと
ここから、当日のタイムラインを振り返ってみます。
開始前(~ 10:00)
- 他社さんが本流セッション中も、ガッツリスポンサーチャンネルでの音声イベントを掲載しているのをみて、うろたえる
- Kyashとしての音声チャンネルでのイベントに向けて、気分を高める
10:00~12:00
- pmconfそのものが開始され、各チャンネルで自己紹介やチャンネル作りが始まるのをみて、少しでもイベントを盛り上げようと思って自己紹介や各チャンネルでの交流を始める
- Discord初心者だったメンバーが、エンターキー押すことで投稿されてしまうことを知らずに、改行しようとしたら投稿されてしまったことにうろたえて投稿メッセージをすぐに消すというチキンな事案が発生
- スポンサーイベントの周知を行う
- スポンサーとしての周知や盛り上げに徹していると、本流セッションを全然集中して聞けないことに気づく
- 音声チャンネルでのリハーサルにて、音声の確認をする
12:00~13:00
- Kyashとしての初のセッションを開始
- 緊張しながら、テキストチャンネルへの質問の書き込みがないかチェックしながら、CEO、PdMとでKyashのことを広く話せた
13:00~14:40
- 初回セッションの参加メンバーの帰還を祝う
- 次の14:40からのセッションの参加メンバーが、緊張し出す
- セッション終了とともに、次のセッション用にチャンネルのタイトルを入れ替える
- 次のセッションを周知
14:40~15:10
- Kyashとしての2回目のセッションを開始
- カジュアル面談用にセッション参加メンバーのMeetyリンクを掲載
15:10~15:55
- 2回目のセッション参加メンバーが帰還を祝う
- 段々と周囲のことを見る余裕ができ始める
15:55~17:00
- 3回目のセッションを実施
- かなり気持ちに余裕を持った状態で会話ができるようになった
17:00~
- スポンサーイベントが全て終了
- 振り返りの予定を入れるなどして、解散
以上が、Kyash側の視点での当日の大まかな流れです。
振り返りの結果
社内での振り返りも実施したので、色々書けることはあるのですが、大きくポジティブな点や、改善していきたい点を2点ずつここでは記載します。
良かった点
1.セッション中の質問を素早く拾うことができた
音声チャンネルで話しつつテキストチャンネルを見て質問を拾っていたのですが、事前に話す内容のすり合わせを丁寧に行っていました。その結果、途中でアドリブを挟んだり、予定外の話をしても元のストーリーに戻せたり、話す方は余裕をだいぶ持つことができ、テキストチャンネルの方にも目を配ることができたと思います。
2.スポンサー同士の交流をした
せっかく同じイベントにスポンサーとして参加しているので、「イベントのスポンサーブースにおける運営の知見を知りたい!」、「人事同士、交流しておきたい!」と考え、他社さんのディスカッションへの感想を書き込んだり、会話をしてみたりしてみました。
次回もしこういうイベントでスポンサーをすることがあれば、スポンサー同士でのパネルディスカッションをやってみたいなと思っています。
改善点
1.当初の目的はPdMの採用だったが、イベントまでの間に採用が決まった
元々このイベントでスポンサーとして参加する目的は、PdMの採用でした。スポンサーを決めたのが8月でしたが、その後10/26のイベント日までの間に、幸いなことにPdMの採用枠が埋まってしまうという事態になってしまいました。
PdM以外の採用や、会社としての認知を得るという目的もあったので予定通りイベントには参加させていただいたのですが、当日実施するコンテンツや参加してもらうメンバーの選定は、準備もバタバタしていて直前でテコ入れしたという状況でした。
当たり前の話なのですが、準備はものすごく大事ですよね。その際に立ち返る目的を最初に設定することはしていたのですが、PdMの採用が決まり優先度が下がるという別のシナリオになった場合のBプランの検討まで事前に練っていなかったので、ちょっともったいなかったなと思いました。
2.スポンサーとしての正しい振る舞いが分からず固くなってしまう
これは、イベントへ参加したことのある会社さんであればよくある話なのかもしれませんが、イベント当日のスポンサーとしての振る舞いに悩むシーンがたくさんありました。
例えば次のような悩みです。
- 内輪ネタをスポンサーチャンネルでつぶやいて社内のメンバーと会話することって、ここでやるべきことなのだろうか
- 他の参加者の方とコミュニケーションを取るときに、どういう言葉遣いであるべきか
細かいことなのですが、ここのすり合わせはもっとやっておくべきだったかなと反省しています。
イベントへの参加って、会社の顔として出ていくことになるわけなので、普段と同じテンションでふざけてたり、冗談を言ったりするのが憚られました。一方で、「社内のコミュニケーションをそのまま出しても問題はないし、素のままをみてもらう方が良いよね」という意見もありましたし、イベントの趣旨や雰囲気によっても振る舞い方は変わるべきで、今回のイベントに関してはもっとカジュアルなコミュニケーションを行っても問題はない場だったなというのが、Kyashでの振り返りの結果です。
良いことも改善点もありましたが、何より、当日やってみて楽しかったというのがメンバーの総意でした。こういった機会があれば、今後も積極的に関わっていきたいなと考えています。
最後に
Kyashでは、一緒に働くメンバーを募集しています! pmconf当日に話したメンバーのmeetyを貼っておくので、転職希望されてる方も、そうではなく単に会話したいだけの方も、気軽にお申し込みいただければ!