Kyash法人送金サービスについて

※本記事は Kyash Advent Calendar 2022 の16日目の記事です。

Kyashで事業開発を担当している山原 紳太郎です。
この記事では、私も企画から提案、改善まで関わっている、法人向け送金サービスについて記載しています。

Kyash法人送金サービスとは?

法人から個人のKyashアカウントへ、報酬や売上金などを送金できるサービスとなります。
また、事業者の所属社員に対する経費精算の支払いにも活用できます。

Kyash法人送金サービスの導入例

フードデリバリーアプリにおける配達員への報酬や、買取ショップにおける買取代金、マーケットプレイスにおける売上金など、様々なサービスにて活用されています。
参考までに、こちらの記事もご確認ください。

利用イメージ

例えば、事業者が提供するサービス内のマイページにおいて、利用者が売上金の出金手続きを実施するとします。
その際、振込方法としてKyashを選択して所定の手続きを行うと、即時にKyashの残高に売上金が入金される仕組みとなります。

なお、入金された残高は、VisaやQUICPay+が使えるコンビニエンスストアなどの実店舗や、ネットショッピングにてすぐに利用できます。
もちろん、銀行口座への出金や、セブン銀行ATMで現金を払い出すこともできます。

導入事業者のメリット

1件あたりの送金手数料が、銀行振込などと比較して非常に安価となっている為、本サービスを導入することで事業者のコスト削減につなげることもできます。
なお、初期費用や月額費用も無料となっているので、導入にかかるコストの心配はありません。

利用者のメリット

銀行振込の場合は銀行の営業日の関係で、指定銀行口座への着金までに時間がかかってしまいます。
対して本サービスの場合はリアルタイムで送金が行われるので、24時間365日、いつでも事業者からお金を受け取ることができます。

導入パターンについて

現在Kyashでは、API接続の他、CSVファイルをアップロードして送金を行う方法の2種類があります。

  • API接続の場合
    前述の利用イメージのように、利用者の手続きをトリガーとして即時にお金を受け取ることができます。
    なお、弊社にて提供するAPIの仕様にあわせて事業者側で開発を行う必要がありますが、非常にシンプルなAPIとなっている為、開発工数の心配はありません。

  • CSVファイルをアップロードして送金を行う場合
    弊社にて用意する管理画面上からCSVファイルをアップロードすると、即時に送金を行うことができます。
    その為、事業者の所属社員に対する経費精算の支払いや、あらかじめ利用者に売上金を支払うタイミングが決まっている事業者等にとって適した方法かと思います。
    なお、こちらはAPI接続と違い開発が不要な為、すぐに導入できるのもメリットとなります。

デジタル給与の解禁について

最近では、デジタル給与の解禁も話題となっています。
一方で、「デジタルウォレットで給与を受け取って本当に活用できるのか」と心配している事業者や会社員の方も多くいるかと思います。
現時点でデジタル給与払いの提供事業者や細かい点については決定していませんが、デジタル給与解禁に向けた準備段階として、まずはKyashで経費精算を行い、デジタルウォレットでお金を受け取ることに慣れていくという使い方もできるかと思います。

終わりに

本サービスに関して詳細を聞いてみたい場合や、資料請求を行いたい場合は、こちらからお問い合わせください。

なお、Kyashでは積極的に採用活動も行っています。
少しでもKyashにご興味がありましたら、こちらをご確認ください。