こんにちは!Kyashで事業開発を担当しているnozomuです。今日はプロダクトマネージャー、経理、カスタマーサポート、事業開発など様々なメンバーがエンジニアとSQLを学ぶ、SQL部について紹介をしたいと思います。
SQL部発足のきっかけ
Kyashには以前から部活動が存在していて、「3人以上で活動すること」等の条件を満たせば活動費が会社からサポートされる仕組みがあります。活動頻度は様々ですが、ボードゲーム部やフットサル部などが存在します。ちなみに私はフットサル部の部長を自認しております(笑)
そんな中2020年初めに、当時入社したばかりだったメンバー(以下、Tさん)からこんな声が上がりました。
このコメントだけ抜粋してもよくわからないかもしれないですが、データエンジニアが書いたデータ抽出のSQLの載っているKibela(社内wiki)に対して、コメント通り「唐突」にリクエストをしています。最初の発言者がTさん、2番目がデータエンジニア(彼も入社直後だったので受け答えがやや堅いです)、3番目が上長のVP of Engineeringです。多少の調整を経てこのKibelaを書いていたデータエンジニアが講師となることが決まり、参加希望者も続々と集まってきました。「チャンスがあればSQLを学びたいな」と考えていた人が実は多く存在していたことがわかり、そのきっかけを作ってくれたTさんにはみんなとても感謝しています。Kyashのバリューに「動いて風を知る」というフレーズがあるのですが、まさにそれを体現しているようでした!
活動開始
SQL部としてはまず以下のメンバーで2020年2月初めから活動を開始することになりました。
- 講師役エンジニア×1
- サポート役エンジニア×1
- プロダクトマネージャー×2
- 経理×1
- カスタマーサポート×1
- 事業開発×2(私とTさん)
全員のスケジュールを考慮した結果、水曜日の夜に週1回のペースでやってみようということになり、まずはPostgresのセットアップ等の環境構築から始めました。今振り返ると、この環境構築を無事に終えることが一番のハードルだった気がしていて、助けてくれた講師役・サポート役のエンジニアに感謝です。
その後はわかりみSQLを参照しながらSQLの基礎を学び、講師が準備した練習問題を解いていくのを3月頃まで繰り返しました。問題をこなすだけでなく、データがあると何が分かるのか、みたいな分析の目的等についてもいろいろ話せたことが良かったと思います。
業務での活用
リモートワークが主流となってからも活動は毎週継続し、4月になってからはより実践的な課題に取り組むようにしました。個人情報へのアクセスは限られているので、ダミーデータや個人を特定できないデータを利用しつつ、自分たちが日頃気にしている数字(決済の金額や回数等)を算出することがSQL部でのメインの課題となりました。SQL部での経験を積むことで、実際の業務でもエンジニアに依頼をするのではなく自身で欲しいデータを得ることができるようにもなってきました。以下は実際のやりとりです。
Kyashに登録されているカードはクレジットとデビットがどのくらいの割合なのか?ということを社内のSlackでエンジニアに尋ねています。BINというのはBank Identification Numberの略で、カード番号の頭6桁を指しています。BINはカードごとに割り振られているので、BINを見ればどこのカードかというのが判断できます。余談ですがKyash CardのBINは412256です。この質問を投げた結果・・・
自分で算出できるんじゃない?という話になります。こう言われて燃えないわけがないですよね(笑)
ということで自分で算出することを宣言するわけですが、優しいエンジニア達から絶妙なヒントが届きます。答えを直接教えてくれることはないのですが、そのテーブルのあのカラムはこんな意味かなーといった具合で良い感じに誘導してくれます。
しばらく格闘した結果、無事に欲しかった情報を得ることができました!本当にthanks to engineersです!
SQL部の講師役・サポート役のエンジニアはいつも大変お世話になっているのですが、実はこのSlackのやりとりにはSQL部に入っていないエンジニアもたくさん参戦してきていました。普段から職種問わず良い感じにコミュニケーションを取って業務ができるのがKyashの良い点ですね!あとはここでちゃんと欲しいデータを得ることでSQL部のみんなにカッコ良い姿を見せたいという気持ちも少なからずあったので、切磋琢磨できる仲間の存在にも感謝です。優等生の座を確固たるものにできたかな?(笑)
今回はSQL部を取り上げましたが、冒頭に記載したようにその他にも部活動はたくさんありますし、自分で立ち上げることもできます。一般的にはリモートワークによって普段の業務で関わらないメンバーとコミュニケーションを取る機会が減ってしまったという話も耳にしますが、Kyashにおいてはこの部活動や雑談用のSlackチャンネル等によって比較的うまくカバーできているのではないかなと思います。ちなみにSQL部創設のきっかけを作ったTさんは、新しい社員が入るとすかさずSQL部の布教をしていて、おかげさまで部員は増えてきています。リモートでも巻き込み力が素晴らしい!
最後に、Kyashでは様々な職種で仲間を募集しています!SQLを学びたくてもそうでなくても、ぜひチェックしてみてください。