KyashのAndroid/iOSアプリエンジニア向けのカジュアル面談はこんな感じ

Kyashの@konifarです。

KyashのAndroid/iOSアプリエンジニア向けのカジュアル面談をどんな感じでやっているかを書きます。
やり方は随時変わっていくので、2021年6月のスナップショットだという点に注意してください。

なぜ書くか

私の所属するMobileチームでは、Android/iOSアプリエンジニアともに採用強化中です。
最近は「まずはカジュアル面談で気軽に話しましょう!」のように周知する企業が多いですね。Kyashもスタンスは同じです。

ただ考えてみると、カジュアル面談で誰が出てきてどんな雰囲気で何を話すかイメージもつかない状態で申し込むのってなかなかハードル高いと思うんですよね。知らない人と会うことだけ決まってるみたいな状況って、自分なら結構緊張してしまいます。

なので、ざっくりどんな感じでやってるのか雰囲気が伝わるとよいなという気持ちでこの記事を書いています。結果としてカジュアル面談の申し込みが増えたら嬉しいですね。

なぜAndroid/iOSアプリエンジニアに限定して書くか

現状、Kyashの中でもカジュアル面談のやり方を完全に統一できているわけではないからです。

Android/iOSアプリエンジニアのカジュアル面談はほぼ確実に自分が参加させてもらうことになるので、今回はそこに限定して書きます。要は自分がいつもやってるカジュアル面談の流れの紹介です。

サマリ

最初にサマリを書きます。

説明
応募方法 Googleフォーム
実施方法 Zoomを使ったオンライン形式
日時 候補を伝えた上で基本は応募者に合わせる
対象者 制限なし。転職意思0でもOK
話す人 @konifar + 希望があれば希望に該当する人をアサイ
時間 40~60分
スタイル 資料なし。@konifarとの雑談形式

申し込みまでの流れ

  • Googleフォーム から申し込んでいただくのが早いです
  • 対象の制限はありません
    • 転職意欲の有無も問いません
    • ただ雑談をしたい人、Android/iOSの話をしたい人、採用活動の相談をしたい人など、今までKyashへの転職以外の話をしたこともたくさんあります
    • もちろん転職を考えている方も歓迎しています

当日までの流れ

  • 人事から日程調整の連絡をします
    • 基本的には応募者のスケジュールを優先します
    • 朝は8時半開始、夜は21時開始くらいの間で調整可能です。夜の時間帯だとだいたい19時半開始くらいになることが多いです。応募者の希望に応じて臨機応変に対応します
  • 面談はZoomを使ってオンラインで行います
  • 何か聞きたいトピックがあれば、この時に伝えていただくとめちゃくちゃありがたいです
    • なくても問題はないです。応募者は特に何の準備もいりませんが、気が向いたらKyash関連記事まとめの気になる記事を読んでおくとより深い話ができるかもしれません
  • 基本的には@konifarが出席します
    • 「Product Managerやデザイナーとも一緒に話したい」など、希望があれば他の人と話すこともできるので気軽に伝えてください

当日の流れ

ここからは自分の2021年6月時点のやり方なので、随時アップデートされる可能性が高いです。

あいさつ

  • 最初に応募者の本人確認と、カジュアル面談であっているかの確認をします
    • 「カジュアル面談は何かを評価することは一切ないので、聞きたいことを自由に何でも聞いてください」と明確に伝えるようにしています
  • 時間は短いと40分くらい、長いと60分くらいです
  • 自己紹介はKyashのメンバーのみが行います
  • 最初は自分も緊張するので雑談から始めます
    • GitHubリポジトリを公開していたりQiitaに記事を書いていたりする場合には、その中で面白かったトピックを話したりします
    • 共通の知り合いがいる場合にはその人の話をすることもあります
  • 会社紹介資料は参照せず、応募者との対話のみでやっています
    • 会社紹介資料を使って説明をしていた時期もあったんですが、資料をベースに説明するとどうしても一方通行な感じになってしまうためです
    • 試しに資料なしでやってみたところ応募者の話も聞きつつKyashの説明をいい感じにできたので、今は対話形式でやるようにしています
    • 対話というと「うまく話せなかったらどうしよう」と緊張するかもしれませんが、少なくとも自分は今まで楽しくお話できているのであまり気負わず来てください

面談中の対話

  • 今回のカジュアル面談で具体的に聞きたいことがあるかを伺います
    • 事前に教えてもらっていた場合には、内容の確認をします
    • たとえばプロダクト開発フローについて聞きたい場合には、なぜそのあたりが気になるのかを深堀りしながら話したりします
    • もちろん特にない場合でも全く問題はないです
  • 転職意欲の加減で進め方が変わるので、応募者の状況を伺います
    • 「転職活動中」「いいところがあれば」「全然考えてない」「よくわからない」など様々ですね
  • 転職も考えている方には、現在の状況や志向性の話を差し支えのない範囲で伺います
    • 話を深堀りしながら、「Kyashだとそこはこんな感じですよ」みたいな話をなるべくありのまま話します
    • たとえば「Androidエンジニアが自分1人しかいないので複数人で知見を交換できるようなチームで働きたい気持ちがつよい」という人であれば、「そこは今のKyashでは結構自信をもってオススメできますね。メンバーはこんな感じで〜」みたいな話をします
    • 一方、「Androidエンジニアとして軸足を置きつつiOSやサーバーも今年からやっていきたい」という話であれば、「今のKyashだとたぶん難しくて、早くて年明けくらいになるんじゃないか」みたいな話を、事業やチームの状況などを交えて話します
    • 基本的に応募者の話を起点としてKyashの話をさせていただく流れです
  • 特に転職を考えていない方には、どんな話を聞きたいかを伺います
    • 面談に来ていただいたということは何かしら気になることはあると思うので、最低限それは面談中に話せるようにしています
    • 特に聞きたいというものはなく全体的に説明を聞きたいみたいな場合、現在の課題やチームの働き方、メンバーの特徴などを話すことが多いです。これまでそのあたりの話を聞きたいという応募者が多かったからです
  • 必要に応じてSlackやドキュメントの一部を画面共有しながらお話しすることもあります
    • もちろん見せるとよくない部分は隠していますが、せっかく面談に来ていただいているので公開しにくい部分もなるべくお見せしてより具体的にKyashのことを知っていただきたいと考えています
    • 例えばプロジェクトの進め方について話す時はすでにリリースされている機能のプロジェクトで使っていた朝会用のドキュメントのスクショを見せたり、チームメンバーの話をする時にはチームでの定例MTGのドキュメントを見せたりすることがあります
    • 心理的安全性の度合いをイメージできるようなSlackでのやりとりなども参照することがあります
  • 説明するにあたってある程度ポジティブなバイアスがかかっている自覚もあるので、バランスをとってネガティブな面もセットで伝えるようにしています
    • 現状直面していてまだ解決できていない課題の話を、会社 / 事業 / チーム / プロダクトなどの切り口で話しています
    • 経験豊富な方ほど「わかる...」と共感しやすい内容のようで、ここから色々と深く質問していただくことも多いです

面談の終盤

  • 聞き忘れ、伝え忘れがないか確認します
    • せっかく時間を取ってもらったので念のため毎回聞いています。どんな細かい質問も歓迎しています
    • すぐ思いつかない場合は人事か自分に直接連絡してもらえれば回答する旨もここで伝えます
  • 選考フローに興味がある方には、採用面接ガイドの詳細を説明しています
  • 面談に来てくれたこと、色々お話ししていただいたことにお礼を伝えて終了です

だいたいこんな感じでいつもカジュアル面談をしています。

よく聞かれる質問もまとまってきたので、それらはまた別の形で共有していきたいですね。

面談の内容を文字に起こすとちょっと堅苦しい感じに見えるかもしれませんが、いつもわりとラフな感じで話をしています。準備は特に必要ないので、「ちょっと話してみたいな」と思った方は是非気軽に Googleフォーム からお申し込みください。

いつかお話しできる時を楽しみにしています。2回目以降のリピートの方も歓迎しています。