Kyashの @konifar です。
1年前の2020年9月、Kyashの採用リポジトリを公開してました。詳細は以下の記事にまとめています。
1年間でいくつか変化もあったので、実績を振り返ってみます。
やったこと
採用面接ガイドの公開をはじめとして、候補者が社内の雰囲気を感じられるような情報を採用リポジトリ上でいくつか公開してきました。
日にち | やったこと |
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2020/09/14 | 採用面接ガイドの公開 |
2020/09/23 | Kyash関連記事まとめの公開 |
2020/12/23 | Slack運用ルールの公開 |
2021/06/23 | 2021年Q3のブログ記事用GitHub Project作成 |
2021/07/12 | 他チームにも知っておいてもらいたいAndroid/iOSのリリース知識の公開 |
もし何か知りたい情報があれば、気軽にRequest Issueを上げていただけると嬉しいです。ちなみにこの1年で社外からのRequestはありませんでした 😇
Star数
1年でリポジトリのStarの数は200を超えました。推移は以下のとおりです。
公開後1週間でたくさんの方に見ていただき、Star数は100を超えました。その後はじわじわと伸び続けて、2021年7月に追加した他チームにも知っておいてもらいたいAndroid/iOSのリリース知識の公開をきっかけにさらに多くの方に知っていただけたようです。
Contributor数
Contributorの数は、2021年9月時点で16人でした。
うち1人は社外の@kgmyshinさんで、typoの修正をしていただきました。小さな修正ではありますが、初めての社外からのcontributeでとても嬉しかったです。ありがとうございました。
Kyashのエンジニアは現在30人弱なので、半数以上が何かしら手を入れています。
こういった取り組みを継続するには、社内で関わる人を増やしていく必要があります。Kyashでは、採用リポジトリに関わる接点としてブログ記事の執筆をGitHub Projectで管理し*1、書くメンバーにIssueを立ててもらう試みを行っています。
一度でもIssueやPull Requestを出したことがあれば、その後の関わるハードルは下がります。今後さらに多くのメンバーが関わっていく仕組みを作れるといいなと思っています。
訪問数
リポジトリのTrafficをみると、平均して1日に10~20人が見てくれているようです。多くもないが少なくもないといった印象でしょうか。
採用実績への影響
定量的な計測としては、採用ページのGoogle Analyticsでセッション参照元の数字を追っています。
ただ、2021年1月以降の数字を見ると、採用ページに遷移している数は他の媒体も含めた全体の約2.9%ほどしかなく、採用ページからの応募に直接大きな影響を与えているとは言えません。
一方で、このリポジトリを見て面談や面接を受けていただく候補者も明らかに多くなってきています。
「Pull Requestでのやりとりを見てチームの雰囲気をなんとなく知れた」、「採用面接ガイドを見てイメージも沸いたし真摯な印象を持った」といったポジティブなフィードバックを伝えていただくことも増えました。
Kyashとしても、面接に進んでいただく方へのやりとりもこのリポジトリを伝えるだけでよいのでコミュニケーションも楽になりました。社内でも今のエンジニアの採用プロセスがどうなっているのかを共有できて便利です。
他社への影響
HERPさんやGameWithさんも採用面接フローをGitHub上で公開しており、お互いに参考にしています。
Kyashの採用リポジトリは、もともとはquipper/handbookに影響を受けて公開したものでした。いろいろな企業が面接フローを公開していくことで、候補者にとってよりよい状態を作っていけるとよいなと思います。
Culture Deck や Podcast、ブログなどで社内の状況を積極的に発信する企業が増えてきています。そういった活動を積み重ねていくと、面談や面接時により深い話ができますし、入社後のミスマッチも減り、企業・候補者双方にメリットがあります。採用活動における繰り返し処理をモジュール化して公開するようなもので、採用活動のエンジニアリングと言えるかもしれません。
今後も認知から入社後の活躍まで含めた採用プロセス全体を考えて公開できる情報は公開していきたいと考えています。候補者や、他社の採用担当の方々にもよい参考情報になれば嬉しいです。
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