[2021/06/10追記]
2021年5月31日よりガソリンスタンドで利用いただけるようになりました。詳細は次の記事をご覧ください。
Kyashサーバーエンジニアの井上です。
Kyash Visaカードは、実は一部店舗でご利用いただけません。 その理由をカード決済の仕組みと合わせてご説明します。
ちなみにサポートページで利用できない店舗を載せているので、こちらもご覧ください。
カード決済の流れ
カード決済の仕組みが大きく関係しているので、まずクレジットカードとプリペイドカードの決済の流れについて説明します。
クレジットカード決済
クレジットカード決済には、主に オーソリゼーション(仮売上)※
と 売上(実売上)
という処理があります。※以下オーソリ
オーソリ(仮売上)
はクレジットカードの利用限度額の確保を行う処理のことで、決済実行時に処理されます。
売上(実売上)
はオーソリを実際の売上として計上する処理のことで、数時間後から数日後に処理され、購入者への請求が確定します。
プリペイドカード決済
プリペイドカード決済は、購入者への請求がオーソリの時点で処理されます。
オーソリで残高から購入金額分を徴収し、売上でオーソリを確定します。
Kyash Visaカードはプリペイドカードです。
ご利用いただけない店舗について、具体例を交えて説明します。
ご利用いただけない店舗
ガソリンスタンド
セルフのガソリンスタンドでは給油前にクレジットカードを投入する店舗がほとんどだと思いますが、その時にクレジットカードが利用可能かどうかをチェックするために、少額のオーソリを処理しています。
そして給油後に、実際に給油した分の金額を売上として処理します。
プリペイドカードの場合、売上で実際の金額を処理しようとすると、残高不足により「給油はできたが徴収できない」ということになる可能性があります。
そのためセルフのガソリンスタンドでは使用不可としています。
レンタカー
レンタカーは、借りるときには料金は確定しておらず、車を返却した後に料金が確定します。
前述の通り、プリペイドカードでは売上で実際に徴収する金額を処理することはできないので、使用不可としています。
※一部使用可としている店舗もあります。
ホテル
ホテルの予約時には料金が確定しておらず、宿泊後に料金が確定します。
また予約せずに宿泊をする場合でも、宿泊中に飲食等で追加料金が発生することがある為、チェックイン時には正確な料金を知ることはできません。
こちらも前述の通り、プリペイドカードでは売上で実際に徴収する金額を処理することはできないので、使用不可としています。
※一部使用可としている店舗もあります。
まとめ
利用後に料金が確定する店舗では、基本的にKyash Visaカードはご利用いただけません。
それはオーソリで残高から徴収するためで、売上だと徴収できない場合があるからです。
上記以外にも使えない店舗はいくつかありますが、ECサイトやコンビニエンスストアなど身近な店舗でご利用いただけるので、引き続きKyashをよろしくお願い致します。