【中の人に聞いてみる】目の前の人に喜んでもらいたい Kyashのサーバーサイドエンジニア 井上 智士

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プロフィール
サーバーサイドエンジニア
井上 智士
2013年芝浦工業大学 工学部卒業 株式会社サイバーエージェントに入社し、同社子会社に出向。
スマートフォン向けゲームの開発・保守・運用を担当。エンジニアリーダーとして、シス テムの設計やメンバーのマネジメントを経験。
2018年1月にKyashへ参画。サーバーサイドエンジニアとして様々なプロジェクトを手掛けている。

Kyashのサーバーサイドエンジニア satoshiさんこと、井上 智士氏は入社して約1年。何でKyashに入社したの?最近どう?など、色々聞いてみました。

転職先はKyashと決めていた

前職ではゲーム開発に携わっていました。そこで開発から保守、運用まで一通り経験しました。ゲームの世界では全てのプロジェクトがリリースされるわけではなく、途中でクローズされるものも多々あり、完成させるまでには2、3年かかります。 30歳までに色々な経験をしたい、他の会社も見て視野を広げたいと考えていた僕は、一つのプロジェクトが終わったときに、引き続きこの世界に身を置いて2、3年ゲームと向き合うより、他のチャンスを探しに行くことを選択しました。

転職すると決めた時点で、Kyashに入りたいと思っていました。 Kyashを知ったのは有志が集まり注目のベンチャー企業を研究する企業研究会。 当時は”Fintech”というワードが日本でも使われ始めたときでした。 送金サービスの草分け的な存在としてKyashが取り上げられていました。 その存在やビジネスモデルを知り、次に働くならココだ!と直感的に思ったのです。

もちろん他にもどんなFintech企業があるのか調べましたし、転職エージェントの担当者の方にも色々な企業を紹介いただいたのですが、ピンときませんでした。 色々見ていくうちに、日常的に使われている、ユーザーとの距離が近いサービスであること、サービス開発に注力できるテックリードな体制であることが自分の志向に合っていることが明確になり、やはりKyashがいいと思うに至りました。

そして、2018年1月に縁あってKyashに参画することができました。

入社して焦る

Kyashに入社して最初に痛感したのは、自分の未熟さや至らなさです。 大きな理由は身近にいるエンジニアのメンバーの存在でした。彼らは当たり前のように外部イベントで登壇したり執筆したりしていたのです。 blog.kyash.co blog.kyash.co

適切にアウトプットするには、正確な情報をインプットする必要があります。それぞれ業務を抱えて忙しい中で、学習方法が確立されていて、その学び続ける姿勢には圧倒されました。 Kyashに入社するメンバーは、継続的学習能力の高い人が多く、技術力も高いので、そこまでではなかった自分はとても焦りました。

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入社してからの1年間を振り返る

僕が入社した頃(2018年1月)のKyashは、サービスを成長させるためのブレークスルーを模索して様々な仮説を立てて打ち手を講じ、挑戦と失敗を繰り返す、そんな時期でした。 取り巻く環境も味方しているとは言えず、外部要因で保留になったプロジェクトがいくつもありました。

それでも前に進まなければならない。4月後半からは2018年6月7日のリアルカード発行に向けての準備に入り、6月のリアルカード発行後は想定以上のお申し込みをいただいたため、それらに対応する仕組みを作ったり、複数のプロジェクトに対応していました。

おかげで、カードの仕組みには大分詳しくなりました(笑) blog.kyash.co

8月中旬から9月初旬は、外部サービスの売上金をKyashで受け取るシステムの開発を担当していましたが、子供が産まれるタイミングでもあり、妻の実家からリモートワークで対応していました。リモートワークを受け入れてくれたメンバーには感謝です。

10月になると障害が発生し、それらの対応が最優先となりました。ユーザーの皆さんにご迷惑をおかけして申し訳ないという気持ちを抱えながら、僕自身が「Kyash」というサービスや組織が抱える課題に真剣に向き合う時期でした。

前述のプロジェクト以外にも色々担当していたので、改めて振り返ると本当に色々なことに挑戦させてもらえたと思います。
少数精鋭だったこともあり、自分の振る舞いによってチームの結果が変わります。プレッシャーは常にありましたが、それがモチベーションにもつながっていました。

この1年間で、twitterやニュースでKyashについて取り上げられる機会が大分増えたと感じています。リアルカードを発行後はVisa加盟店の実店舗で決済できるようになり、GooglePayにも対応していることから、使える場所も多く、より便利になったのではと思っています。

メンバーやユーザーのためになることが嬉しい

今は特定プロジェクトの他にオペレーションチームと協働して、ユーザーコミュニケーションの改善に日々取り組んでいます。例えば、ユーザーの問い合わせに答えるために多大な時間を費やしていた調査を、数分でできるような仕組みを開発するなど。 そうするとオペレーションチームのメンバーの業務は効率化され、より多くのユーザーと向き合えるようになる。これは会社にとってもいいことですし、何よりユーザーのためにもなります。 ちょっとした改善でもメンバーに喜んでもらえるので嬉しいです。

僕がto Cサービスに関わっていきたいと思うのは、色々なユーザーからいただく多くの声を聞いて、サービス改善につなげていきたいと思うからです。 自分が手がけたことに対して、いい声も改善を望む声もダイレクトに返ってくることは醍醐味の一つです。

改善しなければならないことは多いですが、改善することでサービスがまた一歩良くなると実感できることに、やり甲斐を感じています。 一方で、リソースが限られているために、改善する方法も改善した後の結果もわかっているのに手を回せず、もどかしく感じていることも多々あります。

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目の前にいる誰かのために

今後のキャリアについてはまだ漠然としています。ただ思うのは会社にとって何を大事にしていて、その中で自分はどう動けるのか。会社に対して、自分の価値を最大限に提供していきたいと考えています。あとは引き続き、技術力を向上させていきたいですね。

昨年末からエンジニアのメンバーが数名入社してくれて人材は厚みが増しています。 それでもKyashがやろうとしていることを考えるとまだまだ足りませんが。 メンバーはそれぞれ強みがあるので刺激になりますし、自分の弱味も認識できるのはありがたいです。あとなぜか、ゲーム関連企業出身者が多いんですよね。

まずは自分の弱みを克服しながら、目の前にいる誰かのために自分の力を使っていきたいです。

☆ 井上 智士 登壇のお知らせ

2019年3月20日(水)19:20に開催されるログミーTech Live #3「Fintech企業、金融サービスを支える技術」に登壇します。 ぜひお申し込ください!
logmitechlive.connpass.com

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